苦手なんです。

　昨日、六甲山系に家族と紅葉狩りに出かけて二歳の息子が発見。



　何を隠そう、蜘蛛が大の苦手(TT)。



　父親の威厳に関わるので、悲鳴は何とかこらえたが、写真は嫁さん作(＾＾；；)



　【女郎蜘蛛(ジョロウグモ)】

　ジョロウグモは漢字から、遊女の女郎を連想して蔑称的な名前と思っていた。



　けっこうな早合点。



　ジョロウグモの姿を雅やかで艶やかと感じ，当時の身分の高い女官の上臈（ジョウロウ）になぞらえ名づけたらしい。



　ちなみに「上臈」とは「身分の高い人，上流の人。身分の高い女官。貴婦人」などいずれをとっても大変なほめ言葉。



　そんな気品ある上臈蜘蛛が、なんで女郎にまで身をやつしてしまったのか？



　写真のように冬が近づくと，産卵を控えたジョロウグモのメスは，腹部の模様や色合いが鮮やかになり，お腹の部分だけでも20mm近くにまで成長する。



　その腹部を拡大してみると，ひときわ艶やかな黄色や赤色に彩られている。



　そんな妖艶な美しさが、名前の変遷に関係しているのかもしれない。