例年9月の連休は、友人達と島根県で波乗りキャンプをしている。
が、今年は波が全く無かった為、気になっていた『三瓶山』最高峰の『男三瓶』に上ってきた。
友人3人と、この9月に4歳になったばかりの息子と嫁さん。
息子が小さいため不安があったので、息子のポ-タ-業務は私とゴリラ系友人の2人で交代で担当するということで決行。
「と-ちゃん、疲れた(–;)」
「よっしゃ、ここは険しいからだっこしたろ(^^;)」
前半は、出来るだけ友人に迷惑をかけないよう自分が担当していた。
後半、かなり急登+ガレ場が多くなってきた。
この状況がしばらく続くようだったので体力の配分を考えて、
「じゃ、今度はゴリラのおっちゃんにおんぶしてもらおうな」
「…(–)」
「ほれ、背中に乗せてもらわんかいな(–;)」
「と-ちゃんがいい(;´Д`)」
「えっ?と-ちゃんはちょっと疲れたから…」
「いや~、と-ちゃんがいい(T_T)」
この展開は、予想していなかった…(–;)
今後、この調子だと自分の身体がもたないし皆に迷惑がかかると思い、「じゃ~、これ以上は無理やから、うちら家族はここから下山するわ」と英断を下した!つもりが…
「。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 登りたいぃ~。゜゜(´□`。)°゜。」
「えっ?」この展開も想定外(–;)
「じゃ、ゴリラのおっちゃんにおんぶしてもらおうや」
「と-ちゃんがいいぃ~(ノ◇≦。) ビェーン!!」
押し問答が5分ほど続いた。
そこへ、下山中の上品な熟年女性が通りかかって、「あら、こんな小さい僕が頑張ってるわねぇ~、かっこいいねぇ~、えらいなぁ~(^^)」しばしの間、話しかけてくださった。
「えッ?ごめんなさい女の子でした?」
「いえいえ、男の子です…」
すると、トっトトっとゴリラのおっちゃんに近づいて背中に乗っかったw(゚o゚)w !
すでに、泣き止んでおり、顔を引き締め男の子の顔で女性の方を見つめている。
「じゃ、頑張ってね(^^)!」
去り行く女性の背中に後光が射していた… 神業である。
5分も経たない内に、おっちゃんの背中で得意の『ウルトラマンタロウ』の主題歌を熱唱していた。
往復4時間ぐらいのコ-ス。
肉体よりも精神的に疲れました(^^)v ダメおやじ
H22.9月鳥取島根三瓶山 115
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