胸郭出口症候群
腕や腋、指先などのしびれが発生し整形外科などで診て頂いた場合、レントゲンやMRI検査などで 「頚椎の5番と6番の間がすこし狭くなってますねぇ。軽度の頸椎椎間板ヘルニアの疑いがありますので、毎日首(頚)の牽引に来て下さい」 言われた事がありますよね(^^;) 実は私自身が20年程前に腕のしびれに悩まされた際、こんな診断を頂き『首の牽引治療』に整形外科へ足しげく通いましたが、しびれは一向に良くはなりませんでした。 20年以上経った今でも当院にお越し下さる方の多くが、同じような診断を頂いて『首の牽引』を勧められているようです。 もちろん、多くの方々が快方に向かわれている?と思うのですが、改善が思わしくなく当院にお越しの方々は、胸郭出口症候群では?とおぼしき方が多くおられます。 ここで、毎度の神経学! 腕の機能を支配する神経(緑線)は、左図及び中央図のように、頸椎の左右から腕にかけて通っております。 『頚(頭)を左右前後に動かすと、腕や指先に症状がしびれが発生するんです(--;)』 こんな訴えの方が多いです。 この内容だけですと、おのずと頚や肩に問題があるのでは?と考えるのが普通です(^^;) 頸椎ヘルニアと診断されても、真性の頸椎ヘルニヤではなく、『軽度の』と付け加えられたヘルニアの場合は、椎間板突出などの末梢神経根の問題だけとは限りません。 肩の関節や鎖骨や肩甲骨の位置なども大きく関係しているのです。 中央の図に示すように、腕や指先に到達までになが−い経路があり、その通り道のあらゆる個所において、閉塞したり、余計な刺激を受けることがあるからです。 本章では、胸郭出口症候群の原因の中でも代表的な3つの個所(右図:星印)について説明いたします。 それぞれ分けて説明してみましょう。 小胸筋症候群のペ−ジへ 斜角筋症候群のペ-ジへ 肋鎖症候群のペ-ジへ 腕/指先のしびれTOPペ-ジに戻る 西宮市の骨盤矯正整体のTOPページへ |