五十肩(四十肩)
『五十肩(四十肩)』と一口に申しますが、上図のように肩周辺の構造は複雑で原因の特定には熟練を要します。 複雑であればこそ様々な動きが出来るわけなのですが、一度痛めてしまうと、スポ-ツや仕事だけでなく、ジャケットの袖に腕を通し難くなったり、洗濯物を干す際に腕を挙げれなくなったりと、日頃無意識に行っている動作も出来なくなってしまう厄介な症状の一つと言えるでしょう。 この『五十肩』ですが、経過により大きく4段階に分けられ、各段階で施術の内容及び改善までの経過が大きく変わります。 以下に簡単に記しますと、
@急性期初期(痛くなり始め。関節は痛いなりに動く):
主に静的な矯正で短期間で改善が認められる。
A疼痛性炎症期(関節全方向での制限や夜間痛など): 主に持続圧を利用した矯正と患部以外へのアプロ-チ。期間はまちまち(最短で週1で約2ヶ月)。
B凍結期(関節の運動制限大で安静時は無痛、動作時に痛み有):
主に患部へのゆるやかな矯正。
痛みの消失は早期であるが、関節可動性の修復には比較的長期間を要する。 C解凍期(痛みが軽減し関節の動きが少し出てくる):
痛みは短期間で消失するが、関節包の癒着や短縮が在るため寛解にかなりの長時間を要する場合が多い。
処置の方法としては、上図のように入り組んでいる肩周辺の筋肉・靭帯のどの部位が問題なのか?また、問題の筋肉や靭帯をこわばらせていたり、伸ばし過ぎていたりする原因となる末梢神経や脊柱・骨盤のゆがみが何処に存在するのか?などかなり詳細に慎重に観察させて頂かないと、経過も含めて一言では解決できない症状です。 一つだけ言えるとするならば、出来るだけ痛み出しから早い段階で処置した方が、改善も早いという事です。 (注:本内容は石灰沈着型の肩関節周囲炎は対象としておりません。) 西宮市の骨盤矯正整体のTOPページへ |