高血圧症と寒波

　体感温度に急激な変化がある場合、人間は体温を調整するために血管が膨潤したり収縮したりする。



　体感温度の低下では、血管が収縮し血液の流れを速めて体温の上昇を促す。

　逆に暑い場所に身置くと、血液の流れを緩やかにしｸ-ﾘﾝｸﾞを促す。



　特にこの季節は、体感温度の急激な変化が起こるロケーションが増え、急激な血管の膨潤・収縮を頻発させる。そのため血圧や脈拍が上がり心臓や血管に負担をかけ易い。



　高血圧の高齢者では、この血液の流れの急激な変化が心筋梗塞や脳梗塞などの引き金を引いちゃうことがあり、命に関わる症状を引き起こす原因となりやすい。



　この家庭内でおこる「ヒートショック」が高齢者が死亡する原因の４分の１を占めており年間1万人以上。浴槽内溺死の8割以上は高齢者であり、その最大の原因と考えられているらしい。



　入浴時に、寒い脱衣所・浴室・トイレなどで急激な温度変化の予測される場所は要注意。



　【対策としては】

　・10度以上の温度差に注意する。

　・1番風呂を避ける。

　・浴室、脱衣所は暖めたから入る。

　・「かけ湯」「半身浴」などで身体を徐々に暖め入浴。

　・浴槽のふたを開けておく。

　・一定の時間シャワーで給湯し浴室温を上昇させておく。

　・41度以上のお湯には浸からない。

　・夜間のトイレには、上着を羽織っていく。

　・外出する時は、しっかりと暖かい服装をする。



　上記のような工夫と準備が大切(^^)v。



　寒い週末になりそうです、気温差に気を付けてよい週末をお過ごし下さいm(__)m。